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DragonBoard 410c というワンボードコンピュータを買いました。Android 5.1、Ubuntu と Windows 10 IoT Core が動作します。Windows 10 IoT Core のインストール先といえば Raspberry Pi 2 か MinnowBoard Max でしたが Build 10556 から新たに対応するようになりました。

DragonBoard 410c のスペック概要

Dragonboard 410c 外観

96Boards Consumer Edition specification 準拠

対応 OS Android 5.1 (Lollipop) on Linux Kernel 3.10、Linux based on Ubuntu、 Windows 10 IoT Core
CPU SnapDragon410 (クアッドコア ARM Cortex A53 最大1.2GHZ 32/64ビットサポート)
メモリ 1GB LPDDR3 533MHz
ストレージ eMMC 8GB、 SD3.0 (UHS-I)
グラフィックス Qualcomm Adreno 306
無線 2.4GHZ帯Wi-Fi 802.11 b/g/n、 Bluetooth 4.1
インターフェイス HDMI、Micro USB、USB2.0、micro SD カードスロット、40ピン low speed expansion connector、60ピン high speed expansion connector、16ピン アナログ expansion connector

公式サイト より

グラフィックスは DirectX 対応で、1080p@30fps までの H.264 AVC と、720p の H.265 HEVC が再生可能。 Low speed expansion connector は、UART、SPI、I2S、GPIO、DC power が利用できるので、各種センサー等が接続可能です。ただしロジックレベルが 1.8V なのでロジックレベルコンバータがほぼ必須となります。

電源コネクタ

DragonBoard 410c の電源は DC コネクタ接続で 8V ~ 18V 入力となります。96Boards CE の仕様によりコネクタ形状が CUI Inc PJ-041H または、それ相当になっているため、DC アダプタを用意するときには内径 1.75mm / 外径 4.75mm で、センターがポジティブである物にします。手元に無い場合は変換器を使います。私の場合は eneloop pro を 8 本を直列繋ぎにして 9.6V を作り電源としました。これで AC アダプタが用意できない環境でも動作できます。

Windows 10 IoT Core を eMMC に書き込む

Raspberry Pi 2 では SD カードに OS イメージを書き込んでいましたが、DragonBoard 410c では DragonBoard Update Tool で内蔵 eMMC に書き込みます。

  1. DragonBoard Update Tool を QUALCOMM のサイトからダウンロードします。 setup.exe を実行してインストールします。
  2. Windows IoT Core のイメージをダウンロードします。ISO 形式になっているのでマウントし、インストーラを実行します。
  3. DragonBoard 410c の裏面にあるディップスイッチ 1 番を ON に切り替えます。
  4. ボード上の Micro USB と PC を接続します。
  5. DragonBoard Update Tool を起動します。
  6. Browse で C:\Program Files (x86)\Microsoft IoT\FFU\QCDB410C\flash.ffu を選択し、書き込みます。

Update Tool

Update successful

電源アダプタを抜いて DragonBoard 410c の電源をOFFにし、ディップスイッチ 1 番を OFF に戻します。再度電源を投入すると Windows 10 IoT Core が起動するはずです。

有線でLAN接続する

本体には有線 LAN 端子はありません。 USB が 2 基備わっているので USB 接続の有線 LAN アダプタを増設できます。

公式サイトによると TU2-ET100 がサポートされていると書かれています。これは ASIX AX88772というものが使われているようです。このチップが使われてるアダプタはいろいろあるようですが、私は Logitec 有線LANアダプタ USB2.0 LAN-TXU2C を使いました。

LAN-TXU2Cを接続

ルーターに接続して動作確認をしてみます。

Ethernetで接続

ネットワークが Ethernet になっています。(Wifi は無効化してあります。)

Wifi, Bluetooth を無効化する

有線 LAN があれば基本的に Wifi は要らないですし Bluetooth も使わないので省電力のために無効化してみます。

DragonBoard を起動し SSH または Powershell でログインします。以下は PowerShell の場合です。管理者で起動してください。

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PS C:\WINDOWS\system32> net start winrm
The Windows Remote Management (WS-Management) service is starting.
The Windows Remote Management (WS-Management) service was started successfully.
PS C:\WINDOWS\system32> set-item wsman:\localhost\client\trustedhosts -value 192.168.179.8

WinRM Security Configuration.
This command modifies the TrustedHosts list for the WinRM client. The computers in the TrustedHosts list might not be
authenticated. The client might send credential information to these computers. Are you sure that you want to modify
this list?
[Y] Yes  [N] No  [S] Suspend  [?] Help (default is "Y"): y
PS C:\WINDOWS\system32> Enter-PSSession -ComputerName 192.168.179.8 -Credential 192.168.179.8\administrator
[192.168.179.8]: PS C:\Data\Users\Administrator\Documents> devcon disable QWCN\*
QWCN\QCOM2450\3&121575EA&0&1                                : Disabled
QWCN\QCOM2150\3&121575EA&0&1                                : Disabled
QWCN\QCOM245D\3&121575EA&0&1                                : Disabled
3 device(s) disabled.
[192.168.179.8]: PS C:\Data\Users\Administrator\Documents> devcon status QWCN\*
QWCN\QCOM2450\3&121575EA&0&1
    Name: Qualcomm Atheros Wireless LAN Adapter
    Device is disabled.
QWCN\QCOM2150\3&121575EA&0&1
    Name: QUALCOMM FM Transport Driver
    Device is disabled.
QWCN\QCOM245D\3&121575EA&0&1
    Name: Qualcomm Bluetooth Device
    Device is disabled.
3 matching device(s) found.
[192.168.179.8]: PS C:\Data\Users\Administrator\Documents>

Windows Update を行う

Windows 10 IoT Core にも Windows Update が備わっています。2016/1/11 にビルド 10586.63 への更新プログラムがアナウンスされましたので手元のDragonBoardで実行してみます。

Web ブラウザで DragonBoard にアクセスします。ポート番号は 8080 なので、たとえば IP アドレスが 192.168.179.8 であれば http://192.168.179.8:8080 にアクセスします。ユーザ名 administrator 、 パスワード p@ssw0rd がデフォルトになっています。

左側のメニューから Windows Update を選択して更新プログラムをダウンロード→インストールできます。 デスクトップ版の Windows 10 とは異なり、進捗状況が表示されないのでやや不安ではありますが、しばらく待ってからページをリロードすると Restart Now ボタンが表示されます。

Windows Update

Restart Now ボタンをクリックし、数分待って再起動が完了したら、Powershell でログインして確認してみます。

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(Get-ItemProperty -Path C:\Windows\system32\hal.dll).VersionI
nfo | format-list

OriginalFilename  : hal.dll
FileDescription   : Hardware Abstraction Layer DLL
ProductName       : Microsoft® Windows® Operating System
Comments          :
CompanyName       : Microsoft Corporation
FileName          : C:\Windows\system32\hal.dll
FileVersion       : 10.0.10586.63 (th2_release.160104-1513)
ProductVersion    : 10.0.10586.63
IsDebug           : False
IsPatched         : False
IsPreRelease      : False
IsPrivateBuild    : False
IsSpecialBuild    : False
Language          : English (United States)
LegalCopyright    : © Microsoft Corporation. All rights reserved.
LegalTrademarks   :
PrivateBuild      :
SpecialBuild      :
FileVersionRaw    : 10.0.10586.63
ProductVersionRaw : 10.0.10586.63

FileVersion が 10.0.10586.63 になっていることが確認できます。


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